お気に入りのお茶碗をひとつ探しに、益子へ出かけてみませんか。
お茶碗なんて、家にいくつもあるんですけどね。
それでも、手に取った瞬間に「あ、これ好きだな」と思う器に出会うと、つい欲しくなってしまいます。
栃木県益子町で開かれる陶器市は、そんな器との出会いを楽しめる場所です。
陶芸に詳しくなくても大丈夫。
毎日使うお皿やコーヒーカップを探したり、作家さんとお話ししたり。おいしいものを食べながら町を歩くのも楽しそうです。
2026年秋の益子陶器市は、10月31日(土)から11月3日(火・祝)まで。
初めて訪れる人が気になる、会場の歩き方や駐車場、東京方面からのアクセスもご紹介します。
益子陶器市って、どんなところ?
益子陶器市が始まったのは1966年。
毎年、春のゴールデンウイークと秋に開催される、益子町の大きな催しです。
秋には例年約20万人が訪れるというのですから、驚きます。
普段から陶器店やギャラリーが並ぶ益子の町に、陶器市の期間中はたくさんの販売テントが登場します。
並ぶのは、伝統的な益子焼だけではありません。
若い作家さんの作品、普段使いのお皿、花器、コーヒーカップ、箸置きなど、実にさまざま。
価格も数百円のものから高価な作品まで幅広く、気軽に器探しを楽しめます。
そして、陶器市の魅力は買い物だけではないんです。
作った人と直接お話しできること。
「これはどうやって使うんですか?」
「電子レンジでも大丈夫ですか?」
そんな質問をしながら器を選べるのは、なかなか楽しいものです。
気に入った器の向こうに、作り手の顔が見える。
それだけで、いつもの食卓が少し違って感じられるかもしれません。
2026年秋の益子陶器市|開催日程
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | 第114回 益子秋の陶器市 |
| 開催期間 | 2026年10月31日(土)〜11月3日(火・祝) |
| 開催時間 | 9:00〜17:00 |
| 最終日 | 16:00まで |
| 主な会場 | 栃木県益子町・城内坂、道祖土(さやど)地区など |
| 入場 | 会場散策は無料 |
| 雨天 | 雨天決行 |
※店舗やテントによって営業時間は異なります。
陶器市は、一つの建物の中で開かれるイベントではありません。
町のあちこちにお店やテントが並ぶので、歩きながら楽しむ催しです。
出かける前に、公式マップで会場の広がりを確認しておくとよいでしょう。
【益子陶器市・公式案内】
開催情報、出店者、会場マップなどはこちら。
初めてなら、城内坂から歩いてみたい
益子陶器市の中心になるのが、城内坂周辺です。
陶器店やギャラリーが並ぶ通りに、陶器市のテントが加わります。
最初は、どこから見たらいいのか迷ってしまうかもしれません。
でも、全部を見ようとしなくても大丈夫。
気になる器が並んでいたら立ち止まり、ちょっとのぞいてみる。
そんな歩き方が似合う町だと思います。
ただし、一つだけ悩ましいことが。
最初のお店で気に入った器を見つけても、その先にもっと好きな器があるかもしれない。
かといって、後で戻ったら売れてしまっていることもあります。
特に作家さんの一点ものは、同じものにもう一度出会えるとは限りません。
買うか、もう少し歩くか。
これも陶器市の楽しさですね。
器を選ぶときは、家の食卓を思い浮かべて
例えば、いつもの朝ごはん。
焼いたパンをのせるお皿が変わるだけでも、気分が変わります。
煮物を盛る小鉢、毎朝使うマグカップ、お菓子を一つのせる小皿。
「何を入れようかな」と考えながら選ぶと、器探しがぐっと身近になります。
見た目だけでなく、持ったときの重さも確かめてみてください。
毎日使うなら、洗いやすさや収納のしやすさも大切です。
電子レンジや食洗機に対応しているかどうかは、作品によって違います。
気になることは、ぜひ販売している方に聞いてみましょう。
益子焼って、どんな焼き物?
益子焼は、江戸時代の終わりごろから作られるようになった焼き物です。
もともとは、鉢や水がめなど、暮らしの中で使う器が中心でした。
その益子が、全国に知られる焼き物の町になるうえで、大きな役割を果たしたのが陶芸家の**濱田庄司(はまだしょうじ)**です。
濱田は、日々の暮らしで使われるものの美しさを大切にする「民藝運動」に関わった人物。
益子に移り住み、この土地で制作を続けました。
益子焼というと、素朴で温かみのある器を思い浮かべる人も多いでしょう。
でも、今の益子には、伝統的な作風だけでなく、さまざまな表現の器が集まります。
「これも益子で出会える器なんだ」
そんな発見があるのも面白いところです。
陶器市の楽しみは、器だけじゃない
歩いているうちに、ちょっとお腹がすいてきそうです。
益子にはカフェや食事処があり、陶器市の期間中には飲食店が出店するテントエリアも登場します。
普段は別の場所で営業しているお店に、陶器市で出会えることもあります。
器を見て、おいしいものを食べて、また少し歩く。
一日をそんなふうに過ごすのもいいですね。
城内坂周辺でひと休み
城内坂には、陶器店巡りの途中で立ち寄りやすい飲食店があります。
例えば、ほっとるーむ けやきや**壺々炉(こころ)**など。
陶器市の会場周辺で食事やお茶を楽しみたいときの候補になります。
ただし、陶器市の期間中は普段以上の混雑が予想されます。
通常営業とは時間や提供内容が変わる場合もあるため、当日の営業状況を確認してください。
期間限定の飲食テントも気になる
陶器市では、器の販売テントだけでなく、食べ物を扱う出店も楽しみの一つ。
「何を食べようかな」と迷いながら歩くのも、イベントらしくていいものです。
飲食エリアや出店者は、公式サイトの会場マップ・出店者情報から確認できます。
車で行くなら、駐車場を先に決めておこう
県外から車で訪れる人にとって、気になるのは駐車場ではないでしょうか。
陶器市の期間中は、会場周辺の道路が混雑します。
普段なら短時間で移動できる場所でも、時間がかかることがあります。
行ってから駐車場を探すより、どこに停めるかを先に考えておく。
これだけでも、当日の気持ちに余裕ができそうです。
高速道路からのアクセス
| 利用するIC | 益子町までの目安 |
|---|---|
| 北関東自動車道・桜川筑西IC | 約20分 |
| 北関東自動車道・真岡IC | 約25分 |
※通常時の所要時間の目安です。陶器市期間中の渋滞は含みません。
2026年秋の駐車場情報
町営駐車場の普通車料金は、1,000円です。
ほかに、田野地区の無料臨時駐車場や、事前予約制の駐車場も案内されています。
| 駐車場 | 料金・特徴 |
|---|---|
| 町営駐車場 | 普通車1,000円 |
| 田野地区臨時駐車場 | 無料。対象日に会場方面へのシャトルバスあり |
| タイムズB益子町益子第1駐車場 | 1,300円・事前予約制 |
※民営駐車場は、それぞれ料金や利用時間が異なります。
11月2日に行く人は、特に注意
田野地区臨時駐車場からのシャトルバスは、次の日程で運行予定です。
10月31日(土)・11月1日(日)・11月3日(火・祝)
11月2日(月)は運行予定に含まれていません。
シャトルバスの運賃は1回200円、小学生以下100円。会場までは約15分です。
同じ日程で、会場内を回る巡回バスも運行予定となっています。
「無料駐車場に停めれば、毎日バスで会場へ行ける」と思わないこと。
これは、今回の陶器市でぜひ確認しておきたい点です。
駐車場の開設状況やバスの運行については、出発前に公式案内を確認してください。
【車で行く方への案内】
駐車場の位置、シャトルバス、会場巡回バスはこちら。
東京から日帰りでも行ける? 2026年秋は直行バスも
車がないと行きにくいと思われがちな益子ですが、公共交通機関でも訪れることができます。
2026年秋の陶器市では、東京駅からの直行高速バスが運行されます。
東京駅からの直行高速バス
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運行日 | 2026年10月31日〜11月3日 |
| 東京駅発 | 7:00 |
| 益子駅着 | 9:30予定 |
| 益子駅発(帰り) | 15:00 |
| 東京駅着 | 18:10予定 |
| 片道運賃 | 大人3,000円 |
| 予約 | 全便予約制 |
東京駅の出発場所は、八重洲南口の3番のりばです。
往路は、陶器市会場入口や城内坂下でも降車できます。
帰りは益子駅や益子陶芸美術館入口から乗車し、東京駅日本橋口に到着する予定です。
注意したいのは予約方法。
高速バスネットでの事前予約とクレジット決済が必要です。
乗車時の現金払いには対応していません。
また、道路の混雑によって到着が遅れる場合があります。帰りの予定には余裕を持たせたいですね。
電車や宇都宮からのバスでも
真岡鐵道の益子駅から、陶器市の中心エリアまでは徒歩約20分。
JR宇都宮駅からは、益子方面へ向かう路線バスも利用できます。
陶器市では買い物をすると荷物が増えることもあるので、帰りの移動まで考えて交通手段を選ぶとよさそうです。
いつ行くと、ゆっくり見られる?
人気の陶器市だけに、混雑は気になるところです。
公式サイトでは、初日の午前中は特に混雑が見込まれると案内されています。
ゆっくり見たい人には、2日目以降や午後の来場も一つの選択肢です。
ただし、お目当ての作家さんや作品があるなら話は別。
人気の作品は早い時間に売れてしまうことも考えられます。
「絶対に欲しい器がある」のか、「町を歩きながら楽しみたい」のか。
目的によって、出かける時間を決めるとよいでしょう。
買った器を、どう持ち帰る?
陶器市で忘れたくないのが、帰りの荷物です。
お皿やカップは、いくつか買うと思った以上に重くなります。
しかも割れ物。
丈夫な買い物袋を持っていくと安心です。
器を包むための緩衝材や、小さな袋もあると便利でしょう。
お店で梱包してもらえる場合もありますが、対応はそれぞれ異なります。
会場マップには、宅配便や手荷物預かり所の案内もあります。
たくさん買う予定の人は、利用場所や条件を確認しておくとよさそうです。
現金も用意しておきたい
最近はキャッシュレス決済が使えるお店も増えています。
ただし、陶器市の公式FAQでは、現金払いのみの出店者が多いと案内されています。
千円札や小銭を少し多めに用意しておくと、買い物がスムーズです。
歩きやすい靴で、無理のない一日を
益子陶器市は、町の中を歩いて楽しむ催しです。
会場は広く、坂道もあります。
履き慣れた靴で出かけたいですね。
秋の益子は、朝夕に冷えることもあります。脱ぎ着しやすい上着があると便利です。
小さなお子さん連れの方や、長時間歩くのが大変な方は、休憩場所やトイレの位置も先に確認しておきましょう。
公式サイトでは、城内坂入口の総合案内所で車椅子の無料貸し出しがあると案内されています。ただし、台数には限りがあります。
思いやり駐車場も一部に設けられていますが、予約はできません。
また、雨天でも基本的に開催されるため、天候によっては足元への注意が必要です。
陶器市をきっかけに、普段の益子にも行ってみたい
益子は、陶器市の日だけにぎわう町ではありません。
焼き物の歴史を知ることができる美術館や、陶芸家の仕事に触れられる場所もあります。
例えば、濱田庄司記念益子参考館。
濱田庄司が使っていた建物や、収集した工芸品などを通して、益子と焼き物の関わりを知ることができます。
陶器市で気に入った器を見つけたら、今度は普段の益子を訪れてみる。
そんな楽しみ方もいいですね。
陶器市のにぎわいとは違う、落ち着いた益子の表情に出会えるかもしれません。
お気に入りの器を探しに、益子へ
栃木県というと、日光や那須を思い浮かべる人が多いかもしれません。
でも、益子のように、わざわざ足を運びたくなる町もあります。
陶器に詳しくなくてもいい。
高価な作品を買わなくてもいい。
気になるお皿を手に取ったり、作家さんと話したり、おいしいものを食べたり。
そして帰り道、買った器を眺めながら「これに何を盛ろうかな」と考える。
そんな一日も、いいものです。
2026年秋の益子陶器市は、10月31日から11月3日まで。
出かける前には、駐車場や交通機関、出店者の最新情報を確認してくださいね。
益子でもう少し楽しみたい方へ|陶芸体験と宿泊の予約情報
陶器市でいろいろな器を見ていると、自分でも作ってみたくなるかもしれません。
益子には、初めての人でも参加できる陶芸教室があります。
また、遠方から訪れるなら、宿泊して翌日もゆっくり町を歩く楽しみ方もあります。
陶芸体験|アソビュー!
長谷川陶苑
手びねりでお皿やお茶碗などを作れる体験プランです。所要時間は約1時間から。焼き上がりまで約2か月かかり、配送を希望する場合は別途送料が必要です。
長谷川陶苑(アソビュー)
やまに大塚 陶芸教室
城内坂にある陶芸教室。絵付け体験などのプランが掲載されています。
やまに大塚陶芸教室(アソビュー)
※陶器市期間中の予約枠は、各プランの予約画面で確認してください。
宿泊|楽天トラベル
益子舘 里山リゾートホテル
益子町内にある温泉宿。日帰りでは慌ただしいという方は、宿泊して益子の町をゆっくり楽しむのもよさそうです。
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