2026年10月1日放送の『相葉ヒロミのお困りですカー?』。
3週連続スペシャルの最後に待っていたのは、世界遺産・富士山の大掃除でした。
那須塩原の保育園では築山を再生。
三島では井戸に入り、池のヘドロと格闘して水の庭園を復活。
そして最後は富士山です。
番組が始まる前、ヒロミさんは「登るだけでもつらいのに」、相葉くんも「みんなの足を引っ張らないか心配」と話していました。 テレ朝POST
いやいや。
放送を見終わったあとでは、相葉くんに関しては特に、
「その心配、必要でした?」
と言いたくなります(笑)。
ただ、今回すごかったのは2人の体力だけではありません。
富士山でゴミを拾っていくと、最近捨てられたものだけではなく、何十年も前のもの、さらには「どうしてここに?」と言いたくなるような大型ゴミまで出てきました。
最終的に回収されたゴミは5トン超。 テレ朝POST
富士山のゴミ問題は、想像していたよりずっと複雑でした。
1日目は4つの登山ルートを一斉に大掃除!
富士山の山頂へ向かう主要な登山道は4つあります。
吉田ルート・須走ルート・御殿場ルート・富士宮ルート。
1日目は出演者だけではなく、地元のみなさんや番組スタッフも加わり、4つの登山ルートすべてに入ってゴミを拾うという大プロジェクト。
番組情報でも、4ルートすべてを登って清掃する企画だったことが紹介されています。 Bangumi
助っ人のU字工事は富士宮ルートを担当。
益子卓郎さんは山岳部出身で富士山好きという、なんとも頼もしい人選でした。 テレ朝POST
4つのルートは、同じ富士山を目指す道でも特徴がかなり違います。
こちらは別記事で詳しくまとめています。
▶ 富士山の登山ルートは4つ|吉田・須走・御殿場・富士宮、どこがどう違う?

相葉くんとヒロミさんは須走ルートへ
4ルートのうち、相葉くんとヒロミさんが担当したのが須走ルート。
須走口五合目から七合目まで、登山道を歩きながらゴミを探していきます。
須走ルートは、富士山の登山道の中でも樹林帯があるのが特徴。
木々の中を歩く景色から始まり、標高を上げるにつれて森林限界を越え、いかにも富士山らしい火山の景色へ変わっていきます。
ただでさえ富士登山。
そこを普通に歩くのではなく、
立ち止まってゴミを探す。
拾う。
持って登る。
また探す。
考えてみれば、普通に登山するよりずっと大変です。
しかも天候まで味方してくれるとは限りません。番組案内にも、大雨や強風に見舞われながらの作業だったことが記されています。 Bangumi
富士山を掃除したら、昔のゴミまで出てきた
登山道から出てきたのは、たばこの吸い殻や靴底、生ゴミといったものだけではありませんでした。
寝袋やテントまで。
さらに印象に残ったのが、かなり昔のビール缶です。
現在の缶とは違い、穴を開けて飲んでいた時代の古いタイプ。
つまり今回拾っているのは、
「今年の登山者が捨てたゴミ」
だけではありません。
長い間、土や草の中に埋もれ、富士山に残り続けていたものもある。
大掃除をしていたら、富士山に積み重なった時間まで掘り出してしまったようでした。
これは、今回の放送で意外だったところです。
そして2日目。今度は「五合目より下」へ
1日目に4つの主要登山ルートを掃除して終わり――ではありませんでした。
2日目には山崎弘也さんとKEY TO LITの佐々木大光さんも参戦。
ここから、
ヒロミさん+ザキヤマさん
そして、
相葉くん+佐々木大光さん
の2チームに分かれます。 テレ朝POST
そして相葉くんたちが向かったのが、馬返し。
目指すのは吉田口五合目にある佐藤小屋です。
ここが1日目との大きな違いです。
1日目の相葉くんは、須走口五合目から上へ。
2日目は、五合目より下から五合目へ登っていきます。
馬返しから佐藤小屋へ。昔の富士登山をたどる道
今の富士登山では、バスなどで五合目まで上がってから歩き始めるイメージがあります。
でも昔の富士登山は違いました。
麓から自分の足で登っていきます。
相葉くんと佐々木大光さんが歩いた馬返しから佐藤小屋へ向かう道は、そんな歴史を残す吉田口登山道。
ここで注意したいのが「五合目」です。
佐藤小屋のある吉田口五合目と、観光地としてよく知られている富士スバルライン五合目は同じ場所ではありません。
富士山には「五合目」と呼ばれる場所が一つだけあるわけではないんですね。
そして相葉くんたちは、馬返しから登りながらゴミを探していきます。
1日目の主要登山ルートとは、出てくるものもだんだん変わっていきました。
ここは別記事で、
「富士山0合目から歩く吉田口登山道|馬返しから佐藤小屋へ」
として掘り下げると面白そうです。
ここにエアコン?テレビ?……そして浴槽!?
麓側で出てきたゴミには、さすがに驚きました。
エアコン、ブラウン管テレビ、電子レンジ、トースター、車のタイヤ、キッチンのシンク。
そして、
浴槽。
ヒロミさんの、
「誰か住んでた!?」
という反応も分かります。 テレ朝POST
登山の途中でうっかり落とした――では説明できません。
山の上では登山者が残したと思われるゴミ。
麓側へ行けば、大型家電などの不法投棄。
同じ「富士山のゴミ」でも、場所によってまるで性質が違うことが見えてきます。
今回、4つの登山道だけで終わらず、その下まで掃除したからこそ分かったことでした。
相葉くん&大光くんの前には不気味なテント
2日目、相葉くんと佐々木大光さんが登山道で見つけたものの一つがテント。
公式の放送情報でも、「不気味なテント」を発見する場面が紹介されていました。 テレ朝POST
一方、ヒロミさんとザキヤマさんの前には、100kgを超える“ラスボス”級の大型ゴミ。
もう「ゴミ袋を片手にゴミ拾い」という規模ではありません(笑)。
でも、笑ってしまうような大きさだからこそ、
これを誰かが富士山に捨てた
という事実にも驚かされます。
三島からわずか5日後……体力おばけ相葉くん
そして、番組の内容とは別に、今回どうしても書いておきたいことがあります。
相葉くん、やっぱり体力おばけです(笑)。
富士山ロケは、三島・源兵衛川の水の庭園ロケからわずか5日後だったことが番組内で明かされました。
三島で何をしていたかというと、
深さ約2mの井戸に入り、
池のヘドロと格闘し、
浮島まで作っています。
テレビ朝日の三島回の紹介を読み返しても、相葉くんが井戸に入り、ヘドロをかき出すかなりの重労働だったことが分かります。 テレ朝POST
その5日後。
富士山ロケ1日目
須走口五合目 → 七合目
そして翌日。
富士山ロケ2日目
馬返し → 吉田口五合目・佐藤小屋
です。
しかもゴミを拾いながら。
ロケ前には、
「みんなの足を引っ張らないか心配」
と言っていた相葉くん。 テレ朝POST
……どの口が言っているんでしょう(笑)。
三島の回はこちらで詳しくまとめています。
▶ 『相葉ヒロミのお困りですカー?』三島・源兵衛川の水の庭園が復活!相葉アイランドは「両A面」


3週連続SPを続けて見てきたからこそ、このロケ間隔にはびっくりしました。
集まったゴミは、5トン超
2日間にわたる大掃除。
4つの主要登山ルート。
そして五合目より下の登山道。
地元のみなさん、助っ人、スタッフも加わって回収したゴミは、最終的に総重量5トン超になりました。 テレ朝POST
5トンという数字にも驚きます。
でも、放送を見終わって印象に残ったのは、むしろその中身でした。
登山者が落としたと思われる小さなゴミ。
何十年も富士山に残っていた古いもの。
寝袋やテント。
そして麓に残された家電、タイヤ、シンク、浴槽。
「富士山にゴミがある」
というひと言では、とても括れない問題だったんですね。
世界遺産だからきれい、ではなかった
富士山は世界文化遺産です。
だから、どこかで、
「世界遺産なんだから、きれいに守られているだろう」
と思っていたところがありました。
でも実際には、古いゴミを掘り出す人がいる。
重いものを山から下ろす人がいる。
日々、登山道を守っている人がいる。
そういう人たちがいて、私たちが知っている富士山の景色が保たれているんですね。
3週連続SPを振り返ると、
那須塩原では子どもたちの築山。
三島では生き物が暮らす水の庭園。
そして最後は富士山。
ずいぶんスケールが大きくなりました。
でも、3回に共通していたのは、全部を新しく作り直すことではありません。
そこにあるものを残しながら、もう一度大切に使える場所へ戻していく。
そんな3週間だったように思います。
それにしても――。
三島でヘドロと格闘した5日後に富士山へ行き、
1日目は五合目から七合目、
2日目は馬返しから五合目。
やっぱり最後はこれに戻ります。
相葉くん、体力おばけです(笑)。



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