櫻井翔が見上げた緑のアトリウム|ザ・ムーンビーチで出会う沖縄モダニズム建築

櫻井翔

  1. 『Casa BRUTUS』を開いて、最初に目を奪われたのは
  2. 翔くんが見上げた、緑のアトリウム
  3. 「建物の中なのに外」という不思議
  4. ガジュマルの木陰を建築にした國場幸房さん
  5. 美ら海水族館とムーンビーチをつなぐもの
  6. 大空間だけではない、バーの心地よさ
  7. 建築を学んだあとは、リゾートの翔くんも
    1. 翔くんの衣装
  8. 翔くんが歩いた建築に泊まれる
  9. ザ・ムーンビーチへのアクセス
  10. まとめ|50年かけて完成に近づく建築
  11. 『Casa BRUTUS』2026年10月号
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  12. 翔くんが見上げた、緑のアトリウム
  13. 「建物の中なのに外」という不思議
  14. ガジュマルの木陰を建築にした國場幸房さん
  15. 美ら海水族館とムーンビーチをつなぐもの
  16. 大空間だけではない、バーの心地よさ
  17. 建築を学んだあとは、リゾートの翔くんも
    1. 翔くんの衣装
  18. 翔くんが歩いた建築に泊まれる
  19. ザ・ムーンビーチへのアクセス
  20. まとめ|50年かけて完成に近づく建築
  21. 『Casa BRUTUS』2026年10月号
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  22. 翔くんが見上げた、緑のアトリウム
  23. 「建物の中なのに外」という不思議
  24. ガジュマルの木陰を建築にした國場幸房さん
  25. 美ら海水族館とムーンビーチをつなぐもの
  26. 大空間だけではない、バーの心地よさ
  27. 建築を学んだあとは、リゾートの翔くんも
    1. 翔くんの衣装
  28. 翔くんが歩いた建築に泊まれる
  29. ザ・ムーンビーチへのアクセス
  30. まとめ|50年かけて完成に近づく建築
  31. 『Casa BRUTUS』2026年10月号

『Casa BRUTUS』を開いて、最初に目を奪われたのは

翔くんの頭上から、滝のように垂れ下がる緑。

「これ、本当にホテルの中なの?」

そう思った方も多いのではないでしょうか。

『Casa BRUTUS』2026年10月号「櫻井翔のケンチクを学ぶ旅。」vol.174で訪れたのは、沖縄県恩納村にある「ザ・ムーンビーチ ミュージアムリゾート」。

1975年に建てられたホテルですが、古さよりも先に感じるのは、建物の中を通り抜ける風と、長い年月をかけて育った植物の生命力でした。

しかも設計したのは、前号で翔くんが訪れた沖縄美ら海水族館と同じ、建築家の國場幸房さんです。

2つの建物を続けて見ていくと、沖縄の自然を建築へ取り込む、國場さんの一貫した考えが見えてきました。

翔くんが見上げた、緑のアトリウム

今回の誌面で、もっとも印象に残ったのは、やはり植物に包まれた大きな吹き抜けです。

ここは「トポス」と呼ばれる4層吹き抜けのアトリウム。

天井から伸びたポトスが幾重にも垂れ下がり、コンクリートの柱や階段を覆うように育っています。

その中央に立つ翔くんが、とても小さく見えるほどのスケールです。

完成したばかりの建物には、まだこの景色はなかったはず。

植物が少しずつ根を伸ばし、建物と一緒に50年以上の時間を重ねたことで、現在の風景が生まれました。

建築というと、完成した瞬間がいちばん美しいものを想像しがちです。

けれど、ザ・ムーンビーチは少し違います。

年月を重ねるほど緑が建物になじみ、建築と自然の境目が曖昧になっていく。誌面の写真には、今だからこそ見られる姿が写っていたのですね。

「建物の中なのに外」という不思議

誌面で翔くんが注目していたのが、ピロティやアトリウムなどの「中間領域」です。

完全な屋内でもなく、完全な屋外でもない場所。

壁ですべてを閉じるのではなく、外の風や光がそのまま入ってきます。

沖縄の強い日差しは深い軒によってやわらぎ、建物の中には風が通り抜ける。雨が降れば、雨音や湿った空気も感じられます。

冷房の効いた室内からガラス越しに自然を見るのではなく、自然の中に建物を開いていく設計です。

誌面に写っている翔くんも、建物の中にいるはずなのに、どこか森の中を歩いているように見えました。

ガジュマルの木陰を建築にした國場幸房さん

なぜ、このような建物が生まれたのでしょう。

設計した國場幸房さんが思い浮かべたのは、学生時代に八重山で見た「千本足ガジュマル」でした。

大きく枝葉を広げ、幹と気根が幾重にも伸びるガジュマル。その木陰は、人々が集まり、休める心地よい場所だったそうです。

國場さんは、その木陰を建築で表現しようとしました。

その考えから生まれたのが、長さ約400メートル、約3,000坪に及ぶ大きなピロティです。

建物を柱で持ち上げることで、地上部分に風の通る半屋外空間をつくりました。

巨大な建物でありながら、人を威圧する記念碑ではなく、誰かが腰を下ろしたくなる大きな木陰を目指したのですね。

國場さん自身の設計意図は、設計事務所・国建の公式サイトでも紹介されています。

国建「レジデンシャルホテル ムーンビーチ」

美ら海水族館とムーンビーチをつなぐもの

國場幸房さんの建築を訪ねるのは、前号の沖縄美ら海水族館に続いて2作目。

水族館とリゾートホテルでは、建物の役割も姿も大きく異なります。

それでも、2つを続けて見ると共通点があります。

沖縄美ら海水族館では、高い場所から階を下りながら、浅瀬、黒潮、深海へと潜っていくように沖縄の海を体験しました。

一方、ザ・ムーンビーチでは、ピロティやアトリウムを歩きながら、沖縄の光、風、緑を体で感じます。

自然を建物の外へ追い出すのではなく、建築の中へ招き入れる。

それが國場さんの建築に流れている考えなのかもしれません。

翔くんも誌面の「Sho’s Report」で、2つの建築に共通する南国らしい光と風の美しさや、ポトスが生い茂るアトリウムが心に残ったことを振り返っていました。

前号と今回を続けて読むことで、1つの建物だけでは見えなかったものが見えてきますね。

大空間だけではない、バーの心地よさ

今回の誌面では、緑に包まれた大きなアトリウムだけでなく、落ち着いたバーの空間も紹介されています。

開放的なアトリウムとは対照的に、人の体に合った小さなスケールに抑えられた場所です。

圧倒されるような大空間と、静かに落ち着ける場所。

どちらか一方だけではなく、その両方が用意されていることも、このホテルの居心地につながっているのでしょう。

翔くんも、バーの居心地のよさが印象に残ったようです。

誌面を見返してみると、吹き抜けでは上を見上げ、バーでは椅子に腰かけて穏やかな表情を見せています。

建築の大きさに合わせるように、翔くんの佇まいも変わって見えるのが面白いですね。

建築を学んだあとは、リゾートの翔くんも

建築を真剣に見学する一方、今回はリゾートを楽しむ翔くんの姿もたっぷり。

青い海を背景にトロピカルドリンクを手にした写真や、プールサイドのデッキチェアでくつろぐ一枚も掲載されています。

特に、両手を頭の後ろに置き、デッキチェアに体を預けた姿。

誌面をめくりながら、思わず「翔くん、気持ちよさそう」と声をかけたくなります。

建築を学ぶ翔くんと、沖縄の時間を楽しむ翔くん。

どちらも見られるのが、今回の誌面のうれしいところでした。

翔くんの衣装

アイテムブランド・価格
シャツポール・スミス/33,000円
パンツポール・スミス/49,500円
その他スタイリスト私物

白を基調としたシャツには、袖や裾にカラフルなデザインが入り、沖縄の青空や植物の緑によく映えています。

建築のコンクリートとも、ビーチの開放的な雰囲気とも自然になじむスタイリングでした。

翔くんが歩いた建築に泊まれる

今回の訪問先は、現在も営業しているリゾートホテルです。

つまり、誌面で翔くんが見上げていたアトリウムや、風の通り抜けるピロティを、実際に歩いて体験できます。

客室にはオーシャンフロントルームやスイート、リニューアルされたクラブルームなどがあり、敷地内には三日月形の天然ビーチ、プール、レストラン、ラウンジ、シーサイドギャラリーもあります。

宿泊するときには海や客室だけでなく、次の場所にも目を向けたいですね。

  • ポトスに包まれた4層吹き抜けのアトリウム
  • 沖縄の風が通るピロティと廊下
  • プールを囲む半屋外空間
  • 花ブロックや深い軒がつくる陰影
  • 大空間とは対照的なラウンジ・バー

同じ建築を見る場合でも、昼の強い光、夕方のやわらかな光、夜の照明では、きっと印象が変わるはずです。

宿泊できる建築だからこそ、時間による変化まで味わえます。

ザ・ムーンビーチ ミュージアムリゾート公式サイト

公式宿泊プランを見る

ザ・ムーンビーチへのアクセス

ザ・ムーンビーチ ミュージアムリゾートは、沖縄県国頭郡恩納村字前兼久1203にあります。

那覇空港から沖縄自動車道を利用すると、車で約50分。石川インターチェンジからは約5分です。

路線バスでは、那覇空港から120番「名護西空港線」を利用できます。空港リムジンバスにも、ホテルで下車できる便があります。

ホテル公式のアクセス案内

まとめ|50年かけて完成に近づく建築

今回の誌面を見て感じたのは、建築には「完成した日」だけでは分からない魅力があるということでした。

植物は少しずつ根を伸ばし、コンクリートを覆い、建物の風景を変えていきます。

そして、その場所を訪れた人たちが歩き、休み、語り合うことで、建築はさらにその土地になじんでいくのでしょう。

翔くんが見上げた緑のアトリウムは、國場幸房さんが設計図を描いたときには、まだ存在しなかった景色です。

ガジュマルの木陰のような場所をつくりたいという思いが、50年以上の時間をかけて、今の姿へ育ってきました。

沖縄美ら海水族館から、ザ・ムーンビーチへ。

2号続けて國場さんの建築を巡ったことで、沖縄の自然を建物の中に取り込むという考えが、より深く伝わってきます。

雑誌を閉じたあとにも、頭の中に残るのは、翔くんのまわりで静かに揺れていた緑。

いつか実際にあの場所へ行き、同じ風を感じてみたくなる旅でした。

『Casa BRUTUS』2026年10月号

「櫻井翔のケンチクを学ぶ旅。」vol.174は、『Casa BRUTUS』2026年10月号に掲載されています。

今号の特集は「ソウル・ライフスタイル・ガイド」。2026年9月9日発売、表紙はミン・ヒジンさんです。

『Casa BRUTUS』2026年10月号の公式情報

Amazonで『Casa BRUTUS』2026年10月号を見る

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  • カテゴリー:櫻井翔
  • タグ:櫻井翔/Casa BRUTUS/ケンチクを学ぶ旅。/ザ・ムーンビーチ/國場幸房/沖縄建築
  • メタディスクリプション:
    『Casa BRUTUS』2026年10月号「櫻井翔のケンチクを学ぶ旅。」vol.174を紹介。ザ・ムーンビーチの緑のアトリウム、ガジュマルを発想源にしたピロティ、美ら海水族館との共通点、宿泊情報をまとめます。

以下が、誌面を読んだ方にも新しい発見があるように組み直した完成版です。

櫻井翔が見上げた緑のアトリウム|ザ・ムーンビーチで出会う沖縄モダニズム建築

『Casa BRUTUS』を開いて、最初に目を奪われたのは海ではありませんでした。

翔くんの頭上から、滝のように垂れ下がる緑。

「これ、本当にホテルの中なの?」

そう思った方も多いのではないでしょうか。

『Casa BRUTUS』2026年10月号「櫻井翔のケンチクを学ぶ旅。」vol.174で訪れたのは、沖縄県恩納村にある「ザ・ムーンビーチ ミュージアムリゾート」。

1975年に建てられたホテルですが、古さよりも先に感じるのは、建物の中を通り抜ける風と、長い年月をかけて育った植物の生命力でした。

しかも設計したのは、前号で翔くんが訪れた沖縄美ら海水族館と同じ、建築家の國場幸房さんです。

2つの建物を続けて見ていくと、沖縄の自然を建築へ取り込む、國場さんの一貫した考えが見えてきました。

翔くんが見上げた、緑のアトリウム

今回の誌面で、もっとも印象に残ったのは、やはり植物に包まれた大きな吹き抜けです。

ここは「トポス」と呼ばれる4層吹き抜けのアトリウム。

天井から伸びたポトスが幾重にも垂れ下がり、コンクリートの柱や階段を覆うように育っています。

その中央に立つ翔くんが、とても小さく見えるほどのスケールです。

完成したばかりの建物には、まだこの景色はなかったはず。

植物が少しずつ根を伸ばし、建物と一緒に50年以上の時間を重ねたことで、現在の風景が生まれました。

建築というと、完成した瞬間がいちばん美しいものを想像しがちです。

けれど、ザ・ムーンビーチは少し違います。

年月を重ねるほど緑が建物になじみ、建築と自然の境目が曖昧になっていく。誌面の写真には、今だからこそ見られる姿が写っていたのですね。

「建物の中なのに外」という不思議

誌面で翔くんが注目していたのが、ピロティやアトリウムなどの「中間領域」です。

完全な屋内でもなく、完全な屋外でもない場所。

壁ですべてを閉じるのではなく、外の風や光がそのまま入ってきます。

沖縄の強い日差しは深い軒によってやわらぎ、建物の中には風が通り抜ける。雨が降れば、雨音や湿った空気も感じられます。

冷房の効いた室内からガラス越しに自然を見るのではなく、自然の中に建物を開いていく設計です。

誌面に写っている翔くんも、建物の中にいるはずなのに、どこか森の中を歩いているように見えました。

ガジュマルの木陰を建築にした國場幸房さん

なぜ、このような建物が生まれたのでしょう。

設計した國場幸房さんが思い浮かべたのは、学生時代に八重山で見た「千本足ガジュマル」でした。

大きく枝葉を広げ、幹と気根が幾重にも伸びるガジュマル。その木陰は、人々が集まり、休める心地よい場所だったそうです。

國場さんは、その木陰を建築で表現しようとしました。

その考えから生まれたのが、長さ約400メートル、約3,000坪に及ぶ大きなピロティです。

建物を柱で持ち上げることで、地上部分に風の通る半屋外空間をつくりました。

巨大な建物でありながら、人を威圧する記念碑ではなく、誰かが腰を下ろしたくなる大きな木陰を目指したのですね。

國場さん自身の設計意図は、設計事務所・国建の公式サイトでも紹介されています。

国建「レジデンシャルホテル ムーンビーチ」

美ら海水族館とムーンビーチをつなぐもの

國場幸房さんの建築を訪ねるのは、前号の沖縄美ら海水族館に続いて2作目。

水族館とリゾートホテルでは、建物の役割も姿も大きく異なります。

それでも、2つを続けて見ると共通点があります。

沖縄美ら海水族館では、高い場所から階を下りながら、浅瀬、黒潮、深海へと潜っていくように沖縄の海を体験しました。

一方、ザ・ムーンビーチでは、ピロティやアトリウムを歩きながら、沖縄の光、風、緑を体で感じます。

自然を建物の外へ追い出すのではなく、建築の中へ招き入れる。

それが國場さんの建築に流れている考えなのかもしれません。

翔くんも誌面の「Sho’s Report」で、2つの建築に共通する南国らしい光と風の美しさや、ポトスが生い茂るアトリウムが心に残ったことを振り返っていました。

前号と今回を続けて読むことで、1つの建物だけでは見えなかったものが見えてきますね。

大空間だけではない、バーの心地よさ

今回の誌面では、緑に包まれた大きなアトリウムだけでなく、落ち着いたバーの空間も紹介されています。

開放的なアトリウムとは対照的に、人の体に合った小さなスケールに抑えられた場所です。

圧倒されるような大空間と、静かに落ち着ける場所。

どちらか一方だけではなく、その両方が用意されていることも、このホテルの居心地につながっているのでしょう。

翔くんも、バーの居心地のよさが印象に残ったようです。

誌面を見返してみると、吹き抜けでは上を見上げ、バーでは椅子に腰かけて穏やかな表情を見せています。

建築の大きさに合わせるように、翔くんの佇まいも変わって見えるのが面白いですね。

建築を学んだあとは、リゾートの翔くんも

建築を真剣に見学する一方、今回はリゾートを楽しむ翔くんの姿もたっぷり。

青い海を背景にトロピカルドリンクを手にした写真や、プールサイドのデッキチェアでくつろぐ一枚も掲載されています。

特に、両手を頭の後ろに置き、デッキチェアに体を預けた姿。

誌面をめくりながら、思わず「翔くん、気持ちよさそう」と声をかけたくなります。

建築を学ぶ翔くんと、沖縄の時間を楽しむ翔くん。

どちらも見られるのが、今回の誌面のうれしいところでした。

翔くんの衣装

アイテムブランド・価格
シャツポール・スミス/33,000円
パンツポール・スミス/49,500円
その他スタイリスト私物

白を基調としたシャツには、袖や裾にカラフルなデザインが入り、沖縄の青空や植物の緑によく映えています。

建築のコンクリートとも、ビーチの開放的な雰囲気とも自然になじむスタイリングでした。

翔くんが歩いた建築に泊まれる

今回の訪問先は、現在も営業しているリゾートホテルです。

つまり、誌面で翔くんが見上げていたアトリウムや、風の通り抜けるピロティを、実際に歩いて体験できます。

客室にはオーシャンフロントルームやスイート、リニューアルされたクラブルームなどがあり、敷地内には三日月形の天然ビーチ、プール、レストラン、ラウンジ、シーサイドギャラリーもあります。

宿泊するときには海や客室だけでなく、次の場所にも目を向けたいですね。

  • ポトスに包まれた4層吹き抜けのアトリウム
  • 沖縄の風が通るピロティと廊下
  • プールを囲む半屋外空間
  • 花ブロックや深い軒がつくる陰影
  • 大空間とは対照的なラウンジ・バー

同じ建築を見る場合でも、昼の強い光、夕方のやわらかな光、夜の照明では、きっと印象が変わるはずです。

宿泊できる建築だからこそ、時間による変化まで味わえます。

ザ・ムーンビーチ ミュージアムリゾート公式サイト

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ザ・ムーンビーチへのアクセス

ザ・ムーンビーチ ミュージアムリゾートは、沖縄県国頭郡恩納村字前兼久1203にあります。

那覇空港から沖縄自動車道を利用すると、車で約50分。石川インターチェンジからは約5分です。

路線バスでは、那覇空港から120番「名護西空港線」を利用できます。空港リムジンバスにも、ホテルで下車できる便があります。

ホテル公式のアクセス案内

まとめ|50年かけて完成に近づく建築

今回の誌面を見て感じたのは、建築には「完成した日」だけでは分からない魅力があるということでした。

植物は少しずつ根を伸ばし、コンクリートを覆い、建物の風景を変えていきます。

そして、その場所を訪れた人たちが歩き、休み、語り合うことで、建築はさらにその土地になじんでいくのでしょう。

翔くんが見上げた緑のアトリウムは、國場幸房さんが設計図を描いたときには、まだ存在しなかった景色です。

ガジュマルの木陰のような場所をつくりたいという思いが、50年以上の時間をかけて、今の姿へ育ってきました。

沖縄美ら海水族館から、ザ・ムーンビーチへ。

2号続けて國場さんの建築を巡ったことで、沖縄の自然を建物の中に取り込むという考えが、より深く伝わってきます。

雑誌を閉じたあとにも、頭の中に残るのは、翔くんのまわりで静かに揺れていた緑。

いつか実際にあの場所へ行き、同じ風を感じてみたくなる旅でした。

『Casa BRUTUS』2026年10月号

「櫻井翔のケンチクを学ぶ旅。」vol.174は、『Casa BRUTUS』2026年10月号に掲載されています。

今号の特集は「ソウル・ライフスタイル・ガイド」。2026年9月9日発売、表紙はミン・ヒジンさんです。

『Casa BRUTUS』2026年10月号の公式情報

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    『Casa BRUTUS』2026年10月号「櫻井翔のケンチクを学ぶ旅。」vol.174を紹介。ザ・ムーンビーチの緑のアトリウム、ガジュマルを発想源にしたピロティ、美ら海水族館との共通点、宿泊情報をまとめます。

『Casa BRUTUS』を開いて、最初に目を奪われたのは海ではありませんでした。

翔くんの頭上から、滝のように垂れ下がる緑。

「これ、本当にホテルの中なの?」

そう思った方も多いのではないでしょうか。

『Casa BRUTUS』2026年10月号「櫻井翔のケンチクを学ぶ旅。」vol.174で訪れたのは、沖縄県恩納村にある「ザ・ムーンビーチ ミュージアムリゾート」。

1975年に建てられたホテルですが、古さよりも先に感じるのは、建物の中を通り抜ける風と、長い年月をかけて育った植物の生命力でした。

しかも設計したのは、前号で翔くんが訪れた沖縄美ら海水族館と同じ、建築家の國場幸房さんです。

2つの建物を続けて見ていくと、沖縄の自然を建築へ取り込む、國場さんの一貫した考えが見えてきました。

翔くんが見上げた、緑のアトリウム

今回の誌面で、もっとも印象に残ったのは、やはり植物に包まれた大きな吹き抜けです。

ここは「トポス」と呼ばれる4層吹き抜けのアトリウム。

天井から伸びたポトスが幾重にも垂れ下がり、コンクリートの柱や階段を覆うように育っています。

その中央に立つ翔くんが、とても小さく見えるほどのスケールです。

完成したばかりの建物には、まだこの景色はなかったはず。

植物が少しずつ根を伸ばし、建物と一緒に50年以上の時間を重ねたことで、現在の風景が生まれました。

建築というと、完成した瞬間がいちばん美しいものを想像しがちです。

けれど、ザ・ムーンビーチは少し違います。

年月を重ねるほど緑が建物になじみ、建築と自然の境目が曖昧になっていく。誌面の写真には、今だからこそ見られる姿が写っていたのですね。

「建物の中なのに外」という不思議

誌面で翔くんが注目していたのが、ピロティやアトリウムなどの「中間領域」です。

完全な屋内でもなく、完全な屋外でもない場所。

壁ですべてを閉じるのではなく、外の風や光がそのまま入ってきます。

沖縄の強い日差しは深い軒によってやわらぎ、建物の中には風が通り抜ける。雨が降れば、雨音や湿った空気も感じられます。

冷房の効いた室内からガラス越しに自然を見るのではなく、自然の中に建物を開いていく設計です。

誌面に写っている翔くんも、建物の中にいるはずなのに、どこか森の中を歩いているように見えました。

ガジュマルの木陰を建築にした國場幸房さん

なぜ、このような建物が生まれたのでしょう。

設計した國場幸房さんが思い浮かべたのは、学生時代に八重山で見た「千本足ガジュマル」でした。

大きく枝葉を広げ、幹と気根が幾重にも伸びるガジュマル。その木陰は、人々が集まり、休める心地よい場所だったそうです。

國場さんは、その木陰を建築で表現しようとしました。

その考えから生まれたのが、長さ約400メートル、約3,000坪に及ぶ大きなピロティです。

建物を柱で持ち上げることで、地上部分に風の通る半屋外空間をつくりました。

巨大な建物でありながら、人を威圧する記念碑ではなく、誰かが腰を下ろしたくなる大きな木陰を目指したのですね。

國場さん自身の設計意図は、設計事務所・国建の公式サイトでも紹介されています。

国建「レジデンシャルホテル ムーンビーチ」

美ら海水族館とムーンビーチをつなぐもの

國場幸房さんの建築を訪ねるのは、前号の沖縄美ら海水族館に続いて2作目。

水族館とリゾートホテルでは、建物の役割も姿も大きく異なります。

それでも、2つを続けて見ると共通点があります。

沖縄美ら海水族館では、高い場所から階を下りながら、浅瀬、黒潮、深海へと潜っていくように沖縄の海を体験しました。

一方、ザ・ムーンビーチでは、ピロティやアトリウムを歩きながら、沖縄の光、風、緑を体で感じます。

自然を建物の外へ追い出すのではなく、建築の中へ招き入れる。

それが國場さんの建築に流れている考えなのかもしれません。

翔くんも誌面の「Sho’s Report」で、2つの建築に共通する南国らしい光と風の美しさや、ポトスが生い茂るアトリウムが心に残ったことを振り返っていました。

前号と今回を続けて読むことで、1つの建物だけでは見えなかったものが見えてきますね。

大空間だけではない、バーの心地よさ

今回の誌面では、緑に包まれた大きなアトリウムだけでなく、落ち着いたバーの空間も紹介されています。

開放的なアトリウムとは対照的に、人の体に合った小さなスケールに抑えられた場所です。

圧倒されるような大空間と、静かに落ち着ける場所。

どちらか一方だけではなく、その両方が用意されていることも、このホテルの居心地につながっているのでしょう。

翔くんも、バーの居心地のよさが印象に残ったようです。

誌面を見返してみると、吹き抜けでは上を見上げ、バーでは椅子に腰かけて穏やかな表情を見せています。

建築の大きさに合わせるように、翔くんの佇まいも変わって見えるのが面白いですね。

建築を学んだあとは、リゾートの翔くんも

建築を真剣に見学する一方、今回はリゾートを楽しむ翔くんの姿もたっぷり。

青い海を背景にトロピカルドリンクを手にした写真や、プールサイドのデッキチェアでくつろぐ一枚も掲載されています。

特に、両手を頭の後ろに置き、デッキチェアに体を預けた姿。

誌面をめくりながら、思わず「翔くん、気持ちよさそう」と声をかけたくなります。

建築を学ぶ翔くんと、沖縄の時間を楽しむ翔くん。

どちらも見られるのが、今回の誌面のうれしいところでした。

翔くんの衣装

アイテムブランド・価格
シャツポール・スミス/33,000円
パンツポール・スミス/49,500円
その他スタイリスト私物

白を基調としたシャツには、袖や裾にカラフルなデザインが入り、沖縄の青空や植物の緑によく映えています。

建築のコンクリートとも、ビーチの開放的な雰囲気とも自然になじむスタイリングでした。

翔くんが歩いた建築に泊まれる

今回の訪問先は、現在も営業しているリゾートホテルです。

つまり、誌面で翔くんが見上げていたアトリウムや、風の通り抜けるピロティを、実際に歩いて体験できます。

客室にはオーシャンフロントルームやスイート、リニューアルされたクラブルームなどがあり、敷地内には三日月形の天然ビーチ、プール、レストラン、ラウンジ、シーサイドギャラリーもあります。

宿泊するときには海や客室だけでなく、次の場所にも目を向けたいですね。

  • ポトスに包まれた4層吹き抜けのアトリウム
  • 沖縄の風が通るピロティと廊下
  • プールを囲む半屋外空間
  • 花ブロックや深い軒がつくる陰影
  • 大空間とは対照的なラウンジ・バー

同じ建築を見る場合でも、昼の強い光、夕方のやわらかな光、夜の照明では、きっと印象が変わるはずです。

宿泊できる建築だからこそ、時間による変化まで味わえます。

ザ・ムーンビーチ ミュージアムリゾート公式サイト

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ザ・ムーンビーチへのアクセス

ザ・ムーンビーチ ミュージアムリゾートは、沖縄県国頭郡恩納村字前兼久1203にあります。

那覇空港から沖縄自動車道を利用すると、車で約50分。石川インターチェンジからは約5分です。

路線バスでは、那覇空港から120番「名護西空港線」を利用できます。空港リムジンバスにも、ホテルで下車できる便があります。

ホテル公式のアクセス案内

まとめ|50年かけて完成に近づく建築

今回の誌面を見て感じたのは、建築には「完成した日」だけでは分からない魅力があるということでした。

植物は少しずつ根を伸ばし、コンクリートを覆い、建物の風景を変えていきます。

そして、その場所を訪れた人たちが歩き、休み、語り合うことで、建築はさらにその土地になじんでいくのでしょう。

翔くんが見上げた緑のアトリウムは、國場幸房さんが設計図を描いたときには、まだ存在しなかった景色です。

ガジュマルの木陰のような場所をつくりたいという思いが、50年以上の時間をかけて、今の姿へ育ってきました。

沖縄美ら海水族館から、ザ・ムーンビーチへ。

2号続けて國場さんの建築を巡ったことで、沖縄の自然を建物の中に取り込むという考えが、より深く伝わってきます。

雑誌を閉じたあとにも、頭の中に残るのは、翔くんのまわりで静かに揺れていた緑。

いつか実際にあの場所へ行き、同じ風を感じてみたくなる旅でした。

『Casa BRUTUS』2026年10月号

「櫻井翔のケンチクを学ぶ旅。」vol.174は、『Casa BRUTUS』2026年10月号に掲載されています。

今号の特集は「ソウル・ライフスタイル・ガイド」。2026年9月9日発売、表紙はミン・ヒジンさんです。

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