千葉・九十九里と聞くと、どんな風景を思い浮かべますか?
どこまでも続く海岸線。潮風。サーフィン。
そんな「海の町」のイメージが強い九十九里ですが、少し足を延ばしてみると、ガラスが生まれる瞬間に出会える場所があります。
それが、Sghr(スガハラ)の九十九里工房。
職人さんがガラスを作る工房があり、すぐそばにはたくさんのガラス製品が並ぶショップ。そして、Sghrの器を実際に使って食事やお茶を楽しめるカフェまであります。
「ガラスの工場を見学する場所」と思って訪れると、それだけでは終わらない。
今日は少し時間をとって、Sghrの世界をまるごと楽しんでみましょう。
九十九里で生まれるSghrのガラス
Sghrのガラス製品が生まれているのは、千葉県九十九里町にある工房です。
ここでは職人さんたちが、毎日ガラスと向き合っています。
私たちが普段手にするガラスの器は、完成した姿だけを見れば、涼しげで静かなもの。
でも、その始まりはまったく違います。
工房の中では、1200℃を超える高温でガラスが溶かされています。
真っ赤な熱を帯びたガラスは、まるで水飴のよう。
それを職人さんが操りながら、少しずつ器の形へと仕上げていきます。
いつも何気なく使っているグラスやお皿が、こんな熱の中から生まれてくる。
その過程を知ると、目の前の一枚のお皿まで、ちょっと違って見えてきます。
6年ぶりに再開!実際の工房を見学できる
そして2026年4月、うれしいニュースがありました。
オンラインで行われていたSghrの工房見学が、6年ぶりに現地で再開しています。
平日限定ですが、実際に製品が作られている工房に入り、職人さんたちの仕事を間近で見ることができます。
作られる製品は日によって違うため、使われる技法もさまざま。
つまり、
「今日は何を作っているんだろう?」
というところから、その日の楽しみが始まります。
完成品を見るのとは違い、柔らかなガラスが職人さんの手によって形を変えていく。
ガラスが「製品になる前」を見られるのは、工房ならではですね。
現在の工房見学は平日の11:30と14:30から。所要時間は15~20分ほどで、各回先着10名、参加は無料です。
事前予約ではなく、当日ファクトリーショップで受け付けます。工房内は高温になり、見学場所へは階段を利用します。また安全上サンダルでは参加できず、工房内の写真・動画撮影もできません。
不定期で見学がお休みになることもあるので、工房見学を目的に出かけるなら、事前に開催状況を確認しておくのがおすすめです。
見るだけではなく、ガラスに触れてみる
Sghrの面白さは、職人さんの仕事を見るだけではありません。
九十九里の工房では、ガラス制作体験も行われています。
実際にSghrの製品が作られている製造現場で、熱く柔らかなガラスに触れながら、自分だけの作品を作ります。
公式で紹介されている「のばしコース」は、溶けたガラスをヘラで伸ばして形を作る体験。
お皿や鉢、花器などへと仕上げていきます。
驚くのは、ガラスを伸ばして形を作る時間。
わずか2~3分ほどです。
熱いうちに、どんな形にするのか。
考えているうちにもガラスは変化していくのでしょうね。
もちろん高温のガラスを扱うため、職人さんがサポートしてくれます。
なお、制作体験は開催日や参加条件などが設定されています。体験してみたい場合は、訪問前に最新の開催内容を公式サイトで確認してください。
次はファクトリーショップへ
工房でガラスが作られるところを見たら、次に覗いてみたいのがSghr スガハラ ファクトリーショップ。
ここは、全国にあるSghrのショップの中でも特に品揃えが豊富な店舗です。
公式によると、ほぼすべての製品を展示。
さらに、職人さんたちが思い思いに作った作品も販売されています。
これはちょっと楽しそう。
工房を見たあとなら、
「これはどうやって作ったんだろう?」
「さっき見た技法と同じかな?」
なんて、ガラスを見る目も変わっていそうです。
手作りだからこそ感じられる、ひとつひとつの表情の違い。
グラス、お皿、花器……。
家で使うところを想像しながら選んでいると、なかなか帰れなくなりそうですね。
ファクトリーショップの営業時間は、現在9:30~17:30。年末年始のほか、不定休があります。
Sghrの器でひと休み
たくさんのガラスを見たら、今度は実際に使ってみるのも楽しみです。
ファクトリーショップの隣にあるのが、Sghr café Kujukuri。
ここではフードやドリンクが、Sghrのガラスの器で提供されます。
ショップでは、
「素敵だけれど、実際に料理を盛りつけたらどんな感じなんだろう?」
と迷うことがありますよね。
カフェなら、ガラスの器に料理が盛られ、飲み物が注がれた姿を実際に楽しめます。
光が当たったときの表情。
料理を盛ったときの色の見え方。
そして、実際に手に持ったときの感覚。
ショーケースに並んでいたときとは、また違った魅力に気づくかもしれません。
現在の営業時間は10:00~18:00、ラストオーダーは17:30です。
「見る・選ぶ・使う」を一日で
Sghrの九十九里工房を訪れるなら、どれかひとつだけで終わらせるのは、ちょっともったいないかもしれません。
工房で、ガラスが生まれるところを見る。
ファクトリーショップで、お気に入りのガラスを探す。
カフェで、Sghrの器を実際に使ってみる。
そして開催条件が合えば、自分でもガラス作りを体験する。
この一帯が「Sghr Village」と呼ばれているのも納得です。
最初は「きれいなガラスを見てみたい」だったのに、帰る頃には「ガラスって面白い」に変わっている。
そんな一日になりそうです。
海だけじゃない、九十九里の楽しみ方
九十九里まで来たのなら、海にも寄りたくなります。
でも、海へ行くだけではなく、
ガラスの工房を訪ねて、職人さんの仕事を見て、器を選んで、カフェでひと休み。
そんな九十九里の過ごし方も素敵です。
Sghrのガラスは、ショップでもオンラインでも購入できます。
けれど、その器がどんな場所で、どんな熱の中から、どんな人たちの手によって生まれているのか。
それを知ってから手に取るガラスは、きっと少し違って見えるはず。
お気に入りをひとつ見つけて家へ連れて帰れば、九十九里で過ごした時間まで一緒に持ち帰れそうですね。
Sghrのガラスを楽天市場でみる
Sghr Village 基本情報
Sghr スガハラ ファクトリーショップ・九十九里工房
所在地は千葉県山武郡九十九里町藤下797。
車の場合、都心から千葉東金道路経由で約1時間30分。公共交通ではJR東金駅から九十九里鐵道バスを利用し、「日本ペイント前」で下車します。路線バスは本数が少ないため、時刻表を確認してから出かけるのがおすすめです。東金駅からタクシーなら約10分が目安です。 (菅原商店)
なお、車のカーナビでは同じ敷地内にある**「九十九里自動車教習所」**を設定するよう公式から案内されています。
Sghrのあとは、九十九里をもう少し楽しんで
せっかく九十九里まで来たのなら、Sghrだけで帰ってしまうのはちょっともったいない。
工房でガラスの世界を楽しんだあとは、海まで足を延ばしてみませんか?
Sghr caféから約5.5kmのところには、九十九里らしいお土産や食事を楽しめる海の駅 九十九里があります。じゃらんでも周辺スポットとして紹介されています。
そして、やっぱり見ておきたいのが九十九里浜。
ガラス工房でゆっくり過ごしたあとに、海を眺めながらドライブするのも気持ちよさそうですね。
もう少しアクティブに過ごしたいなら、九十九里町ではサーフィンなどのマリンスポーツ体験もあります。アソビュー!では九十九里町の体験をまとめて探せるので、その日の予定に合わせて選ぶのもよさそうです。

コメント