「今度の休み、那須で温泉に泊まらない?」
宿を探し始めたら、山の中の温泉旅館も、夕食が楽しみなホテルも出てきました。
お湯に何度も入って過ごすのもいいし、バイキングで「あれも食べたい」と迷うのも楽しそう。小さな宿で、夕食までのんびりする休日にも惹かれます。
さて、今回はどんな那須にしましょうか。
那須温泉って、ひとつの温泉街ではないんです
「那須温泉」と聞くと、温泉街に宿がずらりと並んでいるように思うかもしれません。
実際には、那須岳の山麓にいくつもの温泉が点在しています。昔ながらの湯本、新那須、さらに山側の大丸や北温泉。高原エリアにも温泉を備えたホテルがあります。
だから、同じ那須旅行でも、泊まる場所で過ごし方が変わるんですね。
今回は温泉が目当て。いや、夕食も外せない。せっかくだから、帰りにパンも買って帰りたい。
そんな欲張りな相談をしながら選ぶのも、旅の楽しみです。
お湯も違うから、入りたい温泉から選んでも
那須のお湯は、一種類ではありません。
湯本の鹿の湯は、酸性の硫黄泉。温泉らしい硫黄の香りを楽しめます。一方、新那須にある山水閣は、大丸温泉を源泉とする、ほぼ無色透明の単純温泉です。
泊まる地区と源泉の名前が違うこともあるんですね。
大丸温泉旅館とエピナール那須も、泉質の分類は単純温泉。ただし、同じ泉質名でも、お風呂の景色やお湯の使い方は違います。山水閣とエピナールは循環ろ過式、大丸では山あいの川の湯を楽しめます。
硫黄の香りに包まれたいか。無色透明のお湯に入りたいか。露天風呂で景色を眺めたいか。
部屋の写真だけでなく、お風呂も見比べてみると、「ここに泊まりたい」が見つかりそうです。
酸性泉や硫黄泉は、肌が敏感な方には刺激になることも。泉質と入浴上の注意を確認して、自分が気持ちよく入れるお湯を選びましょう。
湯本で、温泉に来た気分をたっぷりと
温泉の香りが漂う町に着くと、それだけで少しうれしくなります。
鹿の湯を中心に発展した湯本は、那須温泉の歴史が始まった場所。硫黄の香りも、この土地の温泉情緒のひとつです。
宿のお風呂を楽しむだけでなく、日帰り入浴をひとつ組み合わせるのもいいですね。
「せっかく来たから、あのお湯にも入ってみようか」
そんな寄り道ができるように、宿へ入る前や翌朝の予定に少し余裕を残しておきたいところです。
なお、松川屋那須高原ホテルは、現在の観光案内では「日帰り入浴のみ」とされています。泊まる宿と立ち寄り湯は、分けて確認しましょう。
山水閣では、夕食まで何もしない時間も楽しみ
観光地を何か所も回るより、今回は宿でゆっくりしたい。
それなら、新那須の「那須高原の宿 山水閣」が気になります。
全13室の小さな宿。部屋ごとに間取りやしつらえが異なり、料理には那須の食材を使った山里料理が用意されています。
早めに着いたら、まずお風呂へ。
部屋に戻ってお茶を飲み、夕食までひと休み。時計を見て次の目的地へ急ぐ必要もありません。
「もう一度お風呂に行こうかな」
それくらいの予定で過ごす休日も、いいものですね。
部屋のお風呂を楽しみたいなら、風呂付き客室の設備を見てから選びましょう。空室があるからと決める前に、部屋の写真をゆっくり眺める時間も欲しくなります。
電車で向かうなら、乗車証をお願いして
那須塩原駅からは、宿へ連絡して乗車証を発行してもらう路線バスの案内があります。
宿専用の送迎車ではなく、座席の予約もありません。混雑時は立ち乗り、満員の場合は次の便になることがあるため、利用する便と降りる場所を宿へ確認しておきましょう。
大丸温泉へ、お湯を楽しみに山の宿へ
「今回は、とにかく温泉に入りたい」
そんな気分なら、大丸温泉旅館へ。
標高約1,300メートルの山あいにある宿で、川の湯を楽しめる温泉が紹介されています。お風呂を目当てに、山へ向かう旅です。温泉に入り、夕食をいただき、部屋でひと休み。翌朝もお湯を楽しめたら、十分に満足できそう。
あれこれ予定を入れず、宿のお風呂に時間を使いたくなりますね。
ただし、冬は「あざみの湯」「やまゆりの湯」が積雪のため閉鎖される案内があります。写真を見て入りたいお風呂が決まったら、宿泊日に利用できるか確認してから予約しましょう。冬の山道は、明るいうちに余裕を持って
車は那須ICから那須街道を山側へ。宿の公式案内では約30分が目安ですが、冬は道路状況で変わります。12月〜3月は、冬用タイヤやチェーンが必要になると案内されています。
電車なら、那須塩原駅や黒磯駅から路線バスを利用する方法もあります。
現在の宿泊者向け案内では往復500円で、宿泊の2日前までに申込みが必要。12月からはダイヤが変わるため、冬の便を確認してから新幹線を選びましょう。
エピナール那須で、夕食の相談は「何を食べよう?」
温泉も入りたいけれど、食事を選ぶ楽しみも欲しい。
ホテルエピナール那須なら、夕食のバイキングを目当てに泊まる旅ができます。
「NASUバイキング エルバージュ」は、和洋中約100種類。地元の野菜、ローストビーフや天ぷらの実演調理、スイーツなどが並びます。最初から好きなものを取りに行くか、ひと通り見てから決めるか。
家族と一緒でも、食べたいものはそれぞれ違います。「それ、どこにあった?」なんて話しながら、もう一度料理を見に行くのも楽しそうです。
でも、デザートの分は残しておきたい。そこは悩みますね。
予約するときは、夕食会場がエルバージュのプランかを確認しましょう。ソフトドリンクは無料、アルコール類は有料。飲み物まで含めた内容を見ておくと、当日の支払いも考えやすくなります。雪道の運転を避けて、駅から宿へ
車なら那須ICから約10分。屋外無料駐車場があります。
那須塩原駅からは、約30分の無料シャトルバスも。完全予約制で、前日20時までのWEB予約が案内されています。当日は空席があれば、1時間前まで電話で予約できます。宿を予約したら、往復のバスも一緒に手配しておく。
そこまで決まれば、あとは「夕食、何から食べようか」を楽しみに出発できますね。
名前を聞くと気になる、北温泉と三斗小屋
那須の温泉には、北温泉や三斗小屋温泉もあります。
行ってみたいと思ったら、お湯だけでなく、宿までの道も見ておきたいところです。
北温泉旅館は、駒止の観瀑台駐車場から急な坂道を歩きます。公式には歩きやすい靴を履き、キャスター付きの荷物を避けるよう案内があります。宿泊は食事なしが基本で、自炊や予約制のお弁当を利用する形です。温泉に入る前から、いつものホテル旅行とは少し違う準備が必要なんですね。
三斗小屋温泉の大黒屋旅館は、登山口から徒歩約2時間。冬季休業の案内があります。こちらは山を歩く旅と温泉を組み合わせる候補として、別の季節に考えたい場所です。
小さなペンションに泊まる那須も
那須の宿選びでは、ペンションも気になります。
料理を楽しみに泊まる、小さな宿で落ち着いて過ごす。大型ホテルとは違う宿を探す時間も楽しいですね。
温泉旅行として選ぶなら、お風呂が温泉か、貸切で利用できるか、追加料金がかかるかを確認しましょう。食事の時間や送迎の有無も、宿ごとに違います。
自分たちが楽しみにしていることに合う一軒が見つかると、次も那須へ来たくなりそうです。
温泉帰りのランチ、ステーキにする?イタリアンにする?
宿で朝風呂を楽しんだら、帰りの昼食も相談しておきましょう。
「お肉がいいな」「私はパスタかな」
那須ICに向かう途中で立ち寄れる、WEB予約対応のお店を2軒。朝食をゆっくり食べた日は、少し遅めのランチにしてもいいですね。
お肉を楽しむなら、和牛ステーキ桜
「和牛ステーキ桜 那須高原店」は、ステーキのほか、国産牛ハンバーグやビーフシチューもあるお店です。何を頼むか、メニューを見ているうちにまた迷いそう。
那須ICから車で約7分。那須街道沿い、お菓子の城の向かいにあり、駐車場もあります。帰る前に、もうひとつ食事の楽しみを添えられますね。
和牛ステーキ桜 那須高原店のメニュー・空席を見る〈ホットペッパー〉
生パスタやピザなら、ベルネッタ
「イタリアンカフェ ベルネッタ」は、生パスタと手延ばしのナポリ風ピザが楽しめるお店。
パスタをそれぞれ選んで、ピザを1枚分けるのもよさそう。「ひと口ちょうだい」と言いながら、旅の最後の食事を楽しみたくなります。www.hotpepper.jp
那須ICから車で約5分、駐車場あり。営業は11時〜15時で、木曜と第1・第3水曜が定休日です。冬はテラス席が使えないため、店内でのランチを予約しておきましょう。
今度の那須は、何を楽しみに行きましょう
小さな宿で料理と温泉を楽しむ山水閣。
山のお湯を目当てに向かう大丸温泉。
夕食のバイキングが待ち遠しいエピナール那須。
今回はどれにしましょうか。
部屋の料金を比べる前に、入りたいお風呂と食べたい夕食を決めてみる。駅からの移動も一緒に確認すれば、自分たちに合うプランが選びやすくなります。
冬の那須では、早めに宿へ着いて、まずお風呂へ。
夕食のあとも急ぐ用事はありません。明日の朝、もう一度温泉に入ろうか。帰りにパンを買って帰ろうか。
そんな相談をしながら過ごす休日、楽しみになってきませんか。


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