『ひみつのドアーズ』ブラジルのオレンジジュース|日本人好みの味を作る「レシオ」とは?

世界で開け!ひみつのドアーズ テレビ・エンタメ

オレンジジュースといえば、スーパーやコンビニでもおなじみ。

朝食に飲んだり、ちょっとさっぱりしたものが欲しいときに選んだり。

あまりにも身近なので、そのオレンジがどこで育ち、どんなふうにジュースになって日本までやってくるのか、普段はあまり考えません。

2026年9月30日放送の『世界で開け!ひみつのドアーズ』「ありがとうデリバリー」が訪ねたのは、ブラジルのオレンジジュース生産者。

広大なオレンジ農園からジュースになるまでを追っていくと、ただ「甘いオレンジを搾ればいい」という話ではありませんでした。

特に気になったのが、番組に登場した**「レシオ」**という言葉。

日本で飲んでいるオレンジジュースの「おいしい」の裏側には、甘さだけではない工夫がありました。

オレンジジュース大国・ブラジルへ

今回の舞台はブラジル。

見渡す限りにオレンジの木が続く、大規模な農園から旅が始まりました。

ブラジルは世界有数のオレンジ・オレンジジュース生産国。

そこで作られたオレンジジュースは世界各地へ輸出され、日本で販売されるオレンジジュースにもブラジル産果汁が使われています。

何気なく手に取っている1本のジュース。

そのスタート地点が、地球の反対側ともいえるブラジルにあるんですね。

大きな農園でも、オレンジは一つひとつ収穫

あれだけ広大な農園なら、大型の機械で一気に収穫するのかと思ったら、オレンジは人の手で収穫されていました。

木の状態を確認しながら育て、収穫する。

そして、ジュースの味を左右するのは、単純に「甘いオレンジかどうか」だけではありません。

ここで登場したのが、今回覚えておきたい言葉です。

日本人好みの味を決める「レシオ」

番組で紹介されたのが、

「レシオ(ratio)」

という数字でした。

レシオは、オレンジ果汁の糖度と酸度のバランスを見る指標です。

ざっくりいえば、

糖度 ÷ 酸度

で考えるもの。

同じ糖度のオレンジでも酸味が強ければ、すっぱく感じます。

反対に酸味が弱ければ、甘さを強く感じます。

つまり、

「糖度が高い=必ずおいしい」ではない。

甘さと酸味のバランスが大切なんですね。

番組では、日本向けのオレンジジュースではレシオ14以上がひとつの目安として紹介されていました。

「日本人好みの味」と聞いて、てっきり「甘いオレンジを選ぶ」という話なのかと思ったら、見ていたのは甘さだけではありませんでした。

甘みがあって、それをほどよい酸味が支えている。

私たちが「飲みやすい」「おいしい」と感じる味になるように、こんなところまで考えられていました。

同じオレンジジュースでも、国によって「おいしい」は違う

ここも面白いところです。

味の好みは世界共通ではありません。

甘さを好む人もいれば、しっかりした酸味を好む人もいる。

だから輸出する国に合わせて、求められる味のバランスも変わってきます。

日本向けには、日本で好まれる甘さと酸味のバランスを考える。

私たちがスーパーで何気なく選んでいるオレンジジュースも、ブラジルでオレンジが実った時点で終わりではなく、「日本でどんな味が好まれるのか」まで考えながら作られているわけです。

そう思うと、いつもの1杯がちょっと違って見えてきます。

どうしてオレンジジュースを「濃縮」するの?

日本で販売されているオレンジジュースを見ると、パッケージに**「濃縮還元」**と書かれているものがあります。

今回のブラジルの話と一緒に知っておくと、これも分かりやすくなります。

オレンジを搾った果汁から水分の一部を取り除いて濃縮すれば、体積を小さくできます。

ブラジルから日本までは長い距離。

大量の果汁をそのまま運ぶよりも、濃縮した状態にすることで効率よく輸送できます。

日本へ運ばれたあと、必要に応じて水分を加えて元の濃度に戻す。

これが濃縮還元です。

「濃縮還元」という文字は何度も見ていたのに、その背景に海外から日本まで果汁を運ぶ仕組みがあると考えたことはありませんでした。

オレンジジュース1杯の向こう側

ブラジルの広大な農園で育つオレンジ。

一つひとつ収穫され、果汁になり、日本人が好む甘さと酸味のバランスまで考えられる。

そして遠いブラジルから日本へ。

普段は冷蔵庫から出して、コップに注いで飲むだけです。

でも、その一杯ができるまでをたどってみると、ずいぶん長い旅をしてきたことが分かります。

今回の『ひみつのドアーズ』で特に印象に残ったのは、

「おいしい=甘い」ではなかったこと。

糖度だけではなく、酸味とのバランスを見る「レシオ」。

これからオレンジジュースを飲むとき、ちょっと酸味を感じたら、

「この甘さと酸っぱさのバランスも考えて作られているんだな」

なんて思い出しそうです。

いつものオレンジジュースの向こう側にも、それを育て、収穫し、日本へ届けてくれている人たちがいる。

今回も、そんな当たり前だけれど普段は見えないところへ届ける**「ありがとう」**でした。

今回の『世界で開け!ひみつのドアーズ』

放送日: 2026年9月30日
テーマ: ブラジル・オレンジジュース生産者に“ありがとう”
司会:相葉雅紀さん

出演:井桁弘恵さん
ゲスト:丸山桂里奈さん
水先案内人・ナレーター:木村昴さん

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