『ひみつのドアーズ』フランス・ウェッサン島|「何もない」が心を整える?相葉くんと見つけた人生の楽園

テレビ・エンタメ

2026年9月9日放送の『世界で開け!ひみつのドアーズ』は、フランスへ。

今回訪ねたのは、フランスの西の果て、大西洋に浮かぶウェッサン島です。

強い風が吹き、海は荒れ、決して暮らしやすいとはいえない場所。

それなのに、島の人たちはここを「人生の楽園」と話します。番組でも、強風が吹き荒れ、漁業にも農業にも向かない島でありながら、人々がここでの暮らしに魅了される理由が大きなテーマになっていました。

その理由を見ているうちに、心に残った言葉がありました。

「ル・カルム」

静けさの中で自然を楽しみ、心が整っていく。

便利なものがたくさんあることだけが、豊かな暮らしではないのかもしれません。

ウェッサン島の「ル・カルム」って?

ウェッサン島の魅力として登場した「ル・カルム」。

フランス語の calme は、「静けさ」「穏やかさ」といった意味を持つ言葉です。

でも、番組を見ていると、単に「音がしない」というだけではないように感じました。

風や海、空などの自然を感じながら過ごす。

何かに急かされるのではなく、自分の時間を過ごす。

そんな時間の中で、心まで整っていく。

「何もない」と思っていた場所に、都会ではなかなか手に入らないものがある。

番組が「究極のぜいたく」として“ル・カルム”を紹介した理由が、少しわかるような気がしました。

厳しい自然とともに暮らしてきたウェッサン島

もちろん、島の暮らしは穏やかなことばかりではありません。

ウェッサン島を取り囲む海はとても厳しく、漁に向かないため、かつて多くの男性たちは船乗りとなって島を離れました。

そして世界各地を航海し、島へ帰ってくる。

島には、そんな船乗りたちが各地から持ち帰った品々も残されていました。

海によって本土から隔てられている一方で、その海を渡って世界とつながってきた。

ウェッサン島の暮らしを知っていくと、「孤島」という言葉だけでは語れない歴史が見えてきます。

3時間かけて作る、ウェッサン島の羊肉料理

今回、食いしん坊の私がやっぱり気になったのが島の料理。

登場したのは、羊肉の煮込み料理でした。

番組でも「3時間かけてつくる極上の島グルメ」と紹介されていた一皿です。

ウェッサン島には、羊肉と野菜を鍋に入れ、島で手に入る燃料を利用してじっくり加熱する伝統的なラグーがあります。

島は強い風の影響を受け、燃料となる木にも恵まれませんでした。

だから、そこにあるものを利用して料理する。

時間をかけて、ゆっくりと火を通す。

便利な調理器具がなかった時代の知恵から生まれた料理ですが、これもまたウェッサン島らしい時間の流れを感じさせてくれました。

3時間もかけるなんて大変そう。

そう思う一方で、何でも「早く」「簡単に」と考えてしまう私には、この時間そのものがちょっと贅沢にも見えました。

フランスの島で「ワカメ」?

そして、びっくりしたのが日本とのつながりです。

ウェッサン島では海藻が利用されていて、聞こえてきたのは、

ワカメ、コンブ、ノリ……。

日本人にはあまりにもなじみのある名前です。

なぜ、遠く離れたフランスで「ワカメ」なのでしょう。

その始まりには、日本からフランスへ渡った牡蠣が関係していました。

日本から輸入された牡蠣とともにワカメがフランスへ入り、その後、食用海藻としての可能性に注目されるようになります。1983年には、ウェッサン島でもワカメの養殖試験が始まりました。

日本から約1万km離れた島で「ワカメ」という言葉を聞くなんて。

こんなところにも日本とのつながりがあったのかと、一気にウェッサン島が近く感じられました。

島の自然が守ってきたクロミツバチ

ウェッサン島で守られてきた貴重な生き物も登場しました。

クロミツバチです。

ヨーロッパ本土ではミツバチに寄生するダニなどが広がり、大きな影響を与えてきました。

海に囲まれたウェッサン島では、その隔離された環境を生かしてクロミツバチを守る取り組みが続けられてきました。

人にとっては厳しい自然。

けれど、その自然だからこそ守られてきたものもある。

ウェッサン島を見ていると、「不便」「厳しい」という言葉だけでは測れない自然の価値が見えてきます。

ウェッサン島に「マサキ」が誕生!

そして相葉くんファンとしては、これは外せません。

ウェッサン島で出会った、かわいい子羊。

まだ名前がなかったため、日本の番組スタッフに、

「名前をつけて」

ということに。

そこで提案されたのが、番組MC・相葉雅紀さんの「雅紀」から、

「マサキ」!

まさかフランスのウェッサン島に「マサキ」が誕生するとは。

相葉くんが感動するのもわかります。

番組の予告にまで「かわいい“マサキ”にMC相葉感動」と書かれていたのは、この子だったんですね。

いつかまた番組でウェッサン島を訪ねることがあったら、大きくなった「マサキ」に会わせてほしいな。

「何もない」が、いちばん贅沢なのかもしれない

番組を見る前、ウェッサン島についてほとんど何も知りませんでした。

厳しい自然に囲まれ、便利なものも多くない島。

でも、そこには「ル・カルム」がありました。

静かな時間を過ごす。

自然を楽しむ。

時間をかけて料理をする。

島に残るものを大切にする。

そして、心が整っていく。

「何もない」のではなく、私たちが普段の暮らしの中で見失っているものが、そこにはあるのかもしれません。

ウェッサン島の人たちが、この島を「人生の楽園」と呼ぶ理由。

『ひみつのドアーズ』を見終わったあと、少しだけわかったような気がしました。

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