七十二候『蛙始鳴(かわずはじめてなく)』

七十二候 七十二候

立夏 初候 2025年5月5日〜5月9日

立夏を迎えたこの時期、暦の上では「蛙始鳴(かわずはじめてなく)」という候に入ります。
カエルが冬眠から目覚め、田んぼや水辺で「ケロケロ」と鳴き始める頃とされ、昔から季節の変わり目のサインとして親しまれてきました。

実際、この時期になると、田んぼにも水が入り、雨上がりや夕暮れ時、どこからともなくカエルの声が聞こえてくることがあります。
それは、小さな命の目覚めであり、自然がにぎやかさを取り戻す音でもあります。

「鳴き声」は命のしるし

カエルの鳴き声は、オスがメスに自分の存在を知らせるためのもの。
この鳴き声が響くということは、水辺に命が戻り、田植えの季節が近づいてきた証でもあります。

子どもの頃、夜の田んぼでカエルの合唱を聞いた思い出がある方も多いのではないでしょうか?
大人になった今、耳をすます時間を少しだけ取ってみるのも、心に潤いをもたらしてくれます。


この時期の過ごし方

心と体もゆるめていきましょう

春から初夏へと移り変わるこの頃は、気温や気圧の変化もあり、体調を崩しやすい時期でもあります。
ゆっくりと呼吸を整え、心身をいたわる時間を取りましょう。

◎おすすめのアロマ

  • ペパーミント:呼吸を深め、頭をすっきりと
  • ユーカリ・ラディアタ:やさしく呼吸器をサポート
  • ラベンダー・アングスティフォリア:心を静め、眠りをサポート

香りを楽しみながら、ストレッチポールで背中を緩めて深呼吸。
自然のリズムに合わせるように、自分自身もやさしく整えてあげましょう。


暮らしのヒント:カエル=変える?

「カエルが鳴く=帰る、変える、返る」
そんなふうに言葉遊びをしてみるのも、日本らしい楽しみ方。
たとえば——

  • 散らかった部屋を、少しずつ整えてみる
  • 食事の内容を見直してみる
  • 気分転換に、自然の中を歩いてみる

季節の変わり目は、心と暮らしを“少し変える”チャンスです。


まとめ

自然の声に耳をすまして

「蛙始鳴」の頃、自然はにぎやかに目覚め、私たちに「今」を生きるヒントをくれます。
ちょっと足をとめて、風や音に耳をすませてみませんか?

あなたの近くでも、もうカエルの声が聞こえていますか

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